2014-03-07,Fri.

恋をする夢を見た。あれが恋なら、これはなんなのだろう、私が、Tさんを想う気持ちは?
夢の中で、わたしは、幸せだった。今まで私が幸福であると信じてきたものとは比べものにならないほどの幸せ!
幸せだった幸せだった幸せだった、
あれが恋であるならこれは恋ではなく、あれが幸福であるならそれは幸福ではない。私は一生かかっても、あの夢の中で体験したほどの幸せを体験することはできない。現世に生きる限り、あの感情をふたたび味わうことはできない。
夢の中でわたしたちは視線を通わせて心を溶かした。夢の中でわたしたちは、手に手をとって歩き、踊り、座っていた。夢の中でわたしの手をとってわたしの目を覗きこんでわたしに微笑みかけていたのはあのひとではなかった。予想だにしていなかったあの人。現実世界でその人は既婚者で、子持ち。ひょろりと背が高くてカマキリみたいな眼鏡、白衣。私はその人に恋していない、していたことがない。どうしてあの人と私は、私の夢の中で恋をしていたのだろう。わからない。でもそんなこと、考える必要はないのだ。夢の中でわたしは、わたしたちは、幸せだったのだ!
幸せとは幸せとは幸せとは何?幸せとは"あれ"。恋とは"あれ"。愛とは、"あれ"。

私は幸せのイデアを目にしてしまった。幸せを見てしまった私は、どうやって生きていけばいいの?
「幸せ」「幸せ」「幸せ」

私は幸せになることができない!幸せの幻想は残り、幸せの希望は去った。私には、世界への恐怖だけ、きょうも。"あれ"が"救い"、もう私のところに救いは訪れない。私がいくらあのひとを思ったところで、願うことのできる全ての未来は"あれ"ではない。あのひとでなくて別のひとだったとしてもそう。"あれ"のことを想うと、脳の奥がじぃんと甘く疼く。




















救いようもない未来に、夢を。