2014-04-30,Wed.

久しぶりに親友であるDに会った。Dの恋人の誕生日プレゼントを選ぶのを手伝ったり(といって何をしたわけてもないのだけど)、一ヶ月前のDの誕生日を祝うために(そして誕生日プレゼントを持ってくることを忘れたお詫びに)ケーキを奢ったり。Dにも恋人ができたのかと思うとめでたくもあるけどすこし寂しい。
私はといえば、勉強に励むしかない。恋も100%報われない予定であるし。Tさんに恋人がいると知ったのは昨年の7月の終わりだったと思う。Tさんと初めて話したのは6月のはじめで、それとほぼ同時に心を奪われた。一目惚れに近いかもしれない。決してTさんの恋人になりたいわけではない、と、思う。でもわたしは依然としてTさんに恋していて、この気持ちを何処かへやってしまうことができない。自分がどうしたいのかわからない。自分の望みがわからない。Tさんとは良いお友達になれればいいと思うように努めている。実際それはほんとうのことだ。わたしはこころからそうおもっている。Tさんは私の古本のお師匠さまである。Tさんは私の古本のお師匠さまである。Tさんは私の古本のお師匠さまである。そう言えること、それ以上を望んでいないと思う。しかし、Tさんの姿を見ると(たとえ後ろ姿、あるいは本棚の影から不意に飛び出した片手や帽子の一部であっても、または姿は見えずとも声を聞いただけで、それとも誰か全く別の人と話をしていてふとTさんの名前が出たようなときであっても)心を締めつけられるし、Tさんに恋人がいることを考えればなんとも言えない青緑色の気持ちになる。グローク。愛している、と思う。この気持ちは、他の全てに対する愛と違っていて、でもたしかに愛であると感じる。何をしていても、何かのきっかけでTさんが意識の隅を過る。「Tさん」と、呟くだけで、全身の毛が逆立つような感覚をおぼえる。面と向かって「大好きです」と言うことができたらどんなにか良いだろう。


とりあえず勉強に励む。頭の中を俗世から切り離して、少しでもこの恋に意識を向けないように。