2014-06-12,Thu. その6

私は立っていた。あるいは座っていた。もしくは歩いていた。泳いでいた。走っていた。浮かんでいた。流れていた。水は限りなく澄んでつめたい輝きを湛えていた。水面にはうつくしい波紋が結んでは消えて、むこうの世界を歪めていた。水の匂いがたちこめており、私は満たされた。


瞬間、熱い、と思った。水は、冷たかった。冷えに冷え、凛とはりつめていた。氷がそのまま液体になったかのよう。さらさらと、水の流れを感じた。水の外で、空気はこのように動くのだろうか。心地よかった。




水の流れに身をまかせ(る自分を想いながら)私は水辺に彳んでいた。