2014-06-21,Sat. その6

私は自分の命を忌みきらう。
この命について私は嘆きを吐き出したい。

ヨブの書 第10章より
「ジョエルは絶望しているの?」彼女がたずねた。
「そうみたいね」
「どういうふうに?」
「たぶんーー希望らしきものがなんにもなくても、ひとは生きていかなきゃなんない、ってことを十代のうちに知ってしまったんだと思う。絶対の真理なんか、この世にない、ってことを」

鈴木いづみ『ハートに火をつけて!だれが消す』より
彼女には理解できないだろう。それでいい。彼女はたぶん、わたしよりも困難な時代を生きる。熱っぽさのない、のっぺりした時代を。

鈴木いづみ『ハートに火をつけて!だれが消す』より
今日はやってみせる。明日も、多分。でも、でも何年も続ける自信はありません。こわい。綱渡りのロープは奈落にかかり、そして向こう岸は見えず、ぼろぼろの内臓、壊れた自律神経、綺麗に着飾った私はにこにこと、さあ、見事綱渡り。
もうすぐ朝がはじまる。化粧を直して。さあ、微笑んで。一歩を。

二階堂奥歯『八本足の蝶』2003年3月30日(日)その2 より
罪とは、人間が神の前に(ないし神の概念を抱きつつ)絶望的に自己自身であろうと欲しないことないし絶望的に自己自身であろうと欲することの謂いである。それ故に罪は弱さないし強情の度の強まったもの、いい換えれば絶望の度の強まったものである。