2014-08-01,Fri. その2

奥のおじさんがくれた飴をガリガリと噛み砕く。ラジオはまだ野球。表の通りから居酒屋の呼び込みの声。砂糖を摂り過ぎたからか頭痛がやってくる。ぐおおおおおん。目の前を通り過ぎたお客さんの耳に補聴器が入っていると思ったら耳栓だった。客足は少ないようでいて途絶えない。酒臭い客が入ってきた。アルコールではなくて、アルコールを飲んだ人の臭い。かなりたくさん飲んでるみたい。雷の音。ごろごろ。酒臭いやつが二人に増えた。死にそう…。二人目の酒臭いやつに話しかけられた。私を殺す気か。雨が降りそうだというので古本屋は表に出している本をとりこみはじめた。ああ酒臭い。ここまで時間を潰した以上この酒飲みとだけ話して帰るわけにはいかない、誰か来ないかなあ。飴をもう一つ噛み砕く。ゴリゴリ。表の通りはまた人が増えた。レジのおじさんがラジオの音を下げた。はす向かいのファミマにドクペの缶を捨てに行く。表は焼き魚のにおい。雨が降ってきた。もう誰も来ないかな、帰ろうかな。と、思いつつも帰らない。寂しいのだもの。脚がむくんで紫色だ。