2014-09-08,Mon.

苑生の態(さま)はさながらに身を横たえし美女(たおやめ)の
逸楽の夢にまどろみ、うつらうつら、
雙の瞼を大空に閉づる姿を想はしめたり。
光の花を繚乱と飾れる一つの輪の中に、
紺青の天つみそらは、けざやかに閉ぢ込めてあり。
鳶尾(いちはつ)の花、瑠璃色のその葉をつたふつぶらかの
露のきらめき、夕暮の青きがなかにきららきらら
またたく星か、眼にしるくあらはれ初めぬ。

ジャイルズ・フレッチャー(若)