2014-10-17,Fri. その2

今日の読書

伊藤計劃「ハーモニー[新版]」ハヤカワ文庫JA
良い!面白い。とても良い。
世界観にも内容にも登場人物の思考にも、ぜんぶに感情移入してしまう。どれも私もかつて考えたことがあるものばかりで。感情移入してしまうのはあまり良いことではないとわたしは思っていて、しかしこの本は感情移入だけじゃなく純粋に本として楽しめもしたので、良いと思った。言ってることおかしいかな?
伊藤計劃をちゃんと読んだのははじめて。「屍者の帝国」は伊藤計劃というよりは円城塔だものね。
とかいってまだ181ページまでしか読んでない。

これはいま10章まで。面白さ、上記「ハーモニー」よりダンゼン上と思う。「ハーモニー」は表面的なかんじがする、世界が若いような気、するの、だから読みやすいっていうのもあるのだろうけれど。わたしは、野暮い世界のほうが好き。「ハーモニー」みたいに現実に寄り添うような物語は、食事でいうなら前菜みたいなものと思うのです。前菜は鮮やかでさっぱりしててとても好きだが、メインを食べなきゃ満足しない。この本はどちらかといえばメインの料理で、だから胃もたれする。頭の中に何かがぐるぐる巡ってる。
この本、書き方がすごい。読んでるうちに、なあにこれ、って興奮してくる。

ふだん読みつけないSFをたくさん読んだからすこし疲れた。
いや、疲れてる状態で現実逃避のために読書したのがいけないのかな?
なんにせよこの文章だって読み返してみたらべろべろだ、ひどいもんだ。