2014-11-08,Sat.その2

A「あっ ほら、始まるわよ。面白いの、これ」
B「なあにー? ああ八代さんて、あの?」
A「そうそう、占い師天羽神鈴奈の甥っ子で。すごいの、よく当たるのよ」
B「へえー、すごい。テレビ出てるのね」
TV『平成の陰陽師、八代準ーー』
C「"平成の陰陽師"? あの人、前の名刺は"カリスマ占い師"になってたのに」
D「ああいう通俗的なとこがきらいなんだよ。節操がなさすぎる」
C「あ、開さん(D)来てたんだ?」
D「メインは水晶玉占いじゃないか。なんでもかんでも手を広げて、デパートか!」
A「いいじゃないの、面白ければ」
D「ちゃんとした人はお金はとらないよ。
こいつのは完全に営利目的だからすごい料金とるらしいよ」
C(八代はプロのエンターテイナーだ。不動産屋に勤めながら心霊相談を引き受ける開さんとは仕事柄よくニアミスする)
C「…でも、開さんと八代ってなんとなく似てるよね。開さんも名刺に入れたら?"昭和の陰陽師"って」
B「あら、ぴったりじゃない、兄さん」

今市子百鬼夜行抄』「亀裂の家」