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2014-11-12,Wed. その1

JさんとJさんのお友達のISさんと新宿「J」に菅野邦彦のライブを聴きに。17:20に新宿の東南口で待ち合わせ。時間まで私は伊勢丹トムフォードで口紅を見ていた。Jさんから少し遅れますとメールが来た。私は時間ぴったりに東南口に着いて安部公房の『壁』の新潮文庫を読んでいた。17:30くらいになってJさんが来た。私は白と黒の細かい織り模様のミニワンピに灰色のストッキング、黒いローファー、馬鹿みたいに大きい男物の黒い革のジャケットを着ていた。Jさんはいつものジーンズにグレーのごわごわするタートルネック、同じグレーの毛製品の上着。薄着に見えた。まるで私が彼氏の上着を奪って着ている酷い女のようだった。更に遅れてISさんがやってきた。ペイズリーというのか、そんな白い柄の入った黒いシャツに黒いジャケット。ISさんには始めて会ったが、第一印象は「ピカソ」。なんとなく髪型とか眉毛の感じからくる印象だというような気がしたけれど、それが何故ピカソなのかは自分でも謎。Jさんが事前に、彼は男前だと言っていたが実際男前だった。目の形が恐ろしく綺麗だった。眉毛をすごく不自然な形に整えているのに不自然じゃないのが不思議だった。後頭部のシルエットが良かった。表情とか目つきが不自然に無垢だった。それもあってか、ライブの休み時間に菅野さんと話をした時、菅野さんは彼のことをとても若いと(恐らくは20代の半ばくらいだと)思ったように見えた。
そんなこんなで3人が集まって、ライブの前に、Jさんがよく利用する定食屋さんで夜ご飯を食べた。ISさんはカツカレー、Jさんは唐揚げと生姜焼き定食、私は塩サバ定食。食べながら永井均のことなどを話した。Jさんが何事をも永井に結びつけて語るのでそれを私とISさんとでからかった。敵だ敵だなどと言いながらJさんは永井のことが大好きなように見える、などと。
ご飯の後歩いて「J」へ。ISさんはオレンジブロッサム、Jさんはジンライム、私はアマレットジンジャーを注文。Jさんはいつもどこでもジンライムだなあ。アマレットジンジャーはドクターペッパーの親戚みたいな味(アーモンド)で美味しかった。ドクペより爽やか。肝心のライブなのですが、な、な、なんと!未来鍵盤での演奏だった。未来鍵盤って下田に行かないと聴けないのかと思っていた。鍵盤の部分を取り外して持ってきたようだった。聴けてほんとうに良かった。鍵盤について菅野さんがいろいろ話してくれた。
ピアノ、菅野邦彦
ベース、チョウさん(仮)
ドラムス、佐々木豊
ベースはいつも菅野さんとやっているおじいさんで、わたしはどうしてもこの人の名前が覚えられない、だから心の中で勝手にチョウさんと呼んでいる。チョウさんとは勿論、『童夢』に出てくるチョウさんから取った名前である。派手な野球帽を被ってすこし寂しそうな顔をしているから。
ドラム、すごく良かった。べろりと舌を出したり目玉をギョロギョロさせたり、かなり変なパフォーマンスをしながら演奏しているのだけれど、そうやって身体の動きで衝動を発散させることによって音をぴったりとピアノに寄り添わせているように感じた。
ピアノ、やっぱり、音が、すごく綺麗。以前も書いたかもしれないけれど、菅野さんの音は、後ろに黄色の透けて見える黄緑。(比較として、例えば西直樹の音は後ろに橙の透けて見える赤だと感じるし、エヴァンスの音は黒い透明な水に白と青の光が反射しているように思う。)
ライブの休み時間とライブが終わった後の時間を合わせて、菅野さんとかなり沢山話をした。Jさんは菅野さんに顔は覚えられてるのに名前は忘れられてる。Jさんが名刺を持たないせいだろうと私は考えてる。菅野さんは、私がJさんの愛玩動物であることを説明なしにとてもよく理解していると思う。Jさんと話しながら時々私の顔を見て優しげな表情を見せる。

とりあえず今日はここまで。続きは明日書く