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2014-11-22,Sat.

「化粧品について」

私がここで重要だと思うのは、化粧をする過程においていかに気分を誤魔化し人と顔を合わせるに耐える精神状態を創り出すかということ、そして化粧を済ませて街を歩くとき時折自分が化粧をしていることを思い出して安心することである。化粧は、自分を魅力的に見せるためのものではなく、自分を操ると同時に保護するためのものなのだ。だから、近頃急激な進化を遂げているプチプラコスメで化粧をすませるというのは無意味でありそれこそ(私にとっては)お金の無駄なのである。(ドラッグストアで売っている化粧品はじゅうぶん優秀なのだから)デパートで売っている化粧品を使うことは無駄であると言う人もいる。私は値段にはそれなりの意味があると考えているけれど、それを抜きにしても、デパートで化粧品を買うことには大きな意義があると思う。デパートのコスメカウンターは「死にたみ」のようなものを束の間忘れさせてくれるのだ。それは買い物を終えてデパートを出た後も続くし、その化粧品を使うたびその時のきらきらしい気持ちが呼び醒まされる。ここ2週間くらいのうちに気づいたことだが、マニキュアというのはなかなかに重要な役割を果たしてくれる(私は今まであまりマニキュアをする習慣がなかった(ペディキュアはしていたけれど))。マニキュアは顔に施す化粧と違って自分でいつでも見ることができるものだから、手軽にあのキラキラを思い出すことができる。ところで、化粧品は(服と比べれば非常に安価だけれど)やはり高価なものなので頻繁に買うわけにはいかないし、そもそも今だって必要なもの全部揃っているわけではない。そのような状況下において雑誌というものが重宝する。雑誌は素晴らしい。実に良い。