読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

2015-01-22,Thu. その2

Jさんこと工藤さんの発表の日なので、新宿クレマスターのフジタゼミに行く。
しとしと雨が降る昼下がり、花園神社の近くのいつものベローチェでJさんに会う。今夜のJさんの発表のテーマは「秘伝」で、合気と発勁について話すのです。Jさんは合気や太極拳などについての本を何冊も持ってきていて、私はそれをパラパラ見た。Jさんが発表の予行演習みたいに秘伝とは何かというような話をするのを聞いた。すごく私好みの話だった。脱線して色々お喋りした。とても楽しかったけれど、私は途中でいつもみたいに苦しくなった。苦しくなったときいつも無意識にするのと同じようにきょうも、私は変なことに変に固執して饒舌にJさんに理屈の通らない反論をし続けた。Jさんはいつも通り気づかないで真面目に私の言葉に反論し続けた。私の言葉をすべて内容を持ったものとして受け取るJさんの誠実さがつらい。私の言葉に「意味」なんてないのに(いまここに書いている言葉も全部)。私はあなたに語りかけていない。誰に対する言葉も空っぽな歪な天蓋の下で虚しく踊るのだ。言葉は世界を拒絶するための道具にすぎない。
足りない!私は支配されたいのだ。私は女で、私はいつだって他者だ。そのようなものとして扱ってください。フジタ先生と話をしたとき、3つくらい繋がったいたずらな会話の中で先生は「じゃああなたはあなたのお父さんとお母さんが共犯になってつくりだしたフィクションなんだね」と言った。かなしくなるくらい私にぴったりな言葉だと思った(先生はそういう意味で言ったわけではない)。フィクション。
フジタゼミに行く前に紀伊国屋の地下のカポネでごはんを食べた。カポネはとても混んでいた。Jさんはマグロの山かけ定食、私はカツオのタタキ定食。カツオ久しぶりに食べた。私の大好きな紅葉おろしがお皿の真ん中に乗っていた。
フジタゼミは楽しかったが、Jさんの発表は途中で遭難した。私に一回話して満足してしまったのだろう、一番面白いところを話さずに終わった。良くも悪くも欲がないのだ。
発表の途中、Jさんは本の上に直接、食べかけの煎餅を置いた。怒りに目の前がさあっと赤くなるのを感じた。本の上に食べ物を置くなんて信じられない。私にとって本はこの上なく神聖なものであり、食べ物はこの上なく不浄なものである。Jさんの首筋に噛みつこうかとも思ったけれどその煎餅を手に取って食べることしかできなかった。怒りをうまく表に出すことができない。それにしても女(妻)が男(夫)を人前で非難するのはすごく醜いと思う。自分の頭が強迫的に凝り固まっているのはわかるけれどそれをどうにかするつもりはない。私は政治は天皇が行うべきだと思っている。

・思う思う思う