2015-02-23,Mon.

鬼印が東京駅にふたり寄ってキチガイじみた計画を立てた。もちろん計画なんて呼べるようなシロモノじゃない。私はひとりで遠くへ行くことになった。

越後に行ってきた。大宮、高崎、水上、越後湯沢、六日町、十日町直江津

高崎から十日町くらいまではとっても面白かった。トンネルの中の不思議な駅、可愛い色の電車、車体が埋まるくらいに積もった雪。馬鹿馬鹿しいくらい真っ白な世界では、空気まで白く濁って覆い被さってくる。直江津の手前、長い長いトンネルを抜けたら、そこは雪国じゃなくなっていた。嘘みたいに雪は消えていた。
昼過ぎ直江津に着いた。朝から何も食べていなかったのでお腹が空いていた。古びた居酒屋で1530円の海鮮丼を頼んだ。くそまずかった。和菓子屋に入って笹だんごを買った。その和菓子屋のはす向かいの和菓子屋で継続だんごというのを買った。古い町並みはアスファルトまで赤く鉄色に染まっていた。汚い街だと思った。さっきまで車窓に見ていた白銀の世界との対比で余計そうみえたのかもしれない。死にたかった。すぐにでもこの街を去りたかった。でも日本海が見たい。青海川に行こうとしたが、電車がなかった。帰ることにした。帰る途中で温泉に入ろうと思った。


はじめっからわかってたことだけど、「遠く」なんてない。