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2015-05-12,Tue.

怖い。人間やめたい。

私に関する記憶が全て消されればいいのに。誰にも記憶されていたくない。
執着されたくない。
Jさんは私が彼のもとを去ったら死ぬと言う。
おかしいのはJさんではなくて私なのでしょう。Jさんはただ私を「愛」してるだけなのでしょう。愛愛愛愛愛愛ってなに?私そういうの無理なのごめんなさいね。透明で行きたいの。

私にわかる愛は、程よく湿った冷たい森の風が吹く裏庭の木洩れ陽だとか青を透かしたような白い陶器の茶碗で毎日飲む色々の香り高いお茶だとかガラスのボウルに青い紅葉を浮かべて茗荷を刻んで食べる素麺だとかむせかえるような夏の空だとか冬の朝の足跡だとか溶け残った雪の中で香るヒヤシンスだとか秋のいわく言い難い空気の流れだとか私の顔を包む温かな手だとか、そういうものであって、それらはみんな、気がつくと消えている。いつの間にか見えなくなってしまうから愛しいんじゃ、ないのでしょうか。






助けを求めなければよかった。私はこんなことになるなんて思ってなかった。

Jの可愛いトラは消えるのだ。トラは熱帯に帰らなくてはならない。
悲しき熱帯、なんちゃって