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2015年8月17日(月)☂

記事に日付けではなくタイトルをつけようと思っていくつか書いたけれどどうもしっくりこないので日付けに戻ることにする。

紙に拒絶されている、と感じる時がある。感触が違うのだ。紙に触った瞬間、ゾッとしたものが背筋や首筋や肩に走る。奥歯はガルバニー電流を思い出し竦みあがる。私にも紙にも、いつもとなんの変わりもないのに、乾燥を感じる。私は幼児の悪夢のような世界に生きているので、ハンドクリームを塗ってみたりする。しかしハンドクリームを塗った手で紙に触ることはできないからしばらく置いたあと石鹸で手を洗う。もちろんそれで紙に触れるようになったりはしない。その日は紙にさわれない。
昨日がその日だった。しかし昨日は海に行ったのでそれが生活に差し障ることはなかった。
今年の夏は毎週日曜日に伊豆に通っている。ある素晴らしい浜で1日を過ごすのだ。

私は本を「読む」ことに慣れていないのだろうと思う。私は小学校に入学するまで文字を読むことができなかった。母はあえて私に文字を教えないようにしていたし、たぶん選んでその考えに合う幼稚園に通わせた。私は父から大量の絵本を買い与えられていたが、その多くが大人向けの古く美しく繊細な絵本で、漢字に埋め尽くされておりときにはドイツ語やフランス語でさえあった。私は読み聞かせて貰うことに満足していたし、文字を読もうとすることはすぐに諦めた。私は絵本をすべて暗唱することができたので、私が文字を読めるのだと勘違いした人も多かった。私が本を「眺める」ものだと思っている理由はこの辺りにあるような気がする。

『サイと一角獣』ベルトルト・ラウファー 武田雅哉・訳 博品社 博物学ドキュメント
読みはじめた。さいきん博物学に興味ある。

つけペンで絵を描きはじめた。普通のペンで描くより断然たのしい。f:id:Gentou:20150817225146j:image