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2015年8月29日(土)

食事は、口にものを入れる行為は日常的には、心を閉ざすという行為そのものである。うっかり気を許してはいけない。
心を明け渡して純粋な気持ちで食べられるもの(あるいはお店)はほんとうに少ない。
心を開いてほんとうにおいしいものを食べると、心の中からはすべての余分なものが消え、ただただ楽しく嬉しく幸せな気持ちで満たされるのだ。そのひとくちで世界が生まれ変わる。Jさんのおかげでわたしは食べ物に心を開くことができるようになった。Jさんと出会う前の私は、まったく同じ料理でも、こんなふうに幸せに食べたことはなかった。

これはとても悲しいお話なのです。私はずっとこのことを思って泣いている。具体的なくもりのない幸せを知ってしまったら、苦しみはより鋭さを増してわたしを貫く。