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2016-08-21,Sun. その2

このところ、うっかり足を踏み外してつかの間身体が宙に投げ出されたときのような、あの上顎がひやりと浮くような感覚が離れない。

すぐに訪れるはずの、着地の衝撃を畏れ続け、しかし、待ち続ける。

静かに涙だけが溢れる。私は気を失うことができない。自分のなかを、覗きこむことができない。そこで起こっているなにかを自覚したら、私を支える操り糸は消えてしまうかもしれない。糸が消えても意識が残ることが何よりも怖い。