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2017-02-23,Thu.

風の匂いや肌触りに春を感じて嬉しくて、窓を開け放ち、物理の勉強をはじめました。そろそろレールの上に戻らなくてはいけないと思って。車の往き交う音も鳥の鳴き声も草木の匂いもひんやりとした優しい風も、全てが春めいて私を前向きにさせてくれたのです。しばらく集中して勉強していたらふいに高校2年生から高校を卒業した次の年くらいまでの色々の断片的な記憶(具体的な内容はわからないのです、そのときどきの空気の再現のようなもの)がぱらぱらと目の前に舞い降りてきて、よくわからないままにすごく悲しくなって、泣きました。眼鏡を外して涙で滲んだ視界には、庭で満開のマンサクの花の黄色やチューリップの芽の爽やかな青緑、降り積もった去年の枯葉の色褪せた茶色、空の淡い色などが水彩画のように散らばって、弾むような春の香りがして、私はそれらの驚くべき情報量に圧倒されパニックになりました。